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社会安全とプライバシー

Japanese Journal of Social Safety and Privacy (JpnJSSP, Jpn. J. Soc. Saf. Priv.) 

A Japanese Open-access Peer-reviewed Journal

ISSN 2432-8391

  


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Vol.4, No.1

目次

 

論文

 

新型コロナウイルスとの共存に向けて                                   

藤井雄作

社会安全とプライバシー, Vol.4, No.1, pp.1-5, 2020.

要旨:新型コロナウイルス(SARS-CoV2)による感染症(COVID-19)に対する予防法(ワクチン),治療法の開発を待つ中で,感染爆発,それに伴う医療崩壊阻止のため,世界中がロックダウン断続状態に陥り,世界恐慌以上の経済悪化が懸念されている.ロックダウンにより,社会に対して莫大なダメージを与えつつも,医療崩壊を阻止しつつ,「“対策”を取る時間稼ぎをしている」という,明確な認識を持つ必要がある.後述のように,医療崩壊さえしなければ,現在の日本の現状が示すように,小さな死亡率で済む可能性が高いと考えられる.「ロックダウンを耐えきり,新規感染者数が減少すれば,元の生活に戻れる」というのは,ウイルスと(その宿主たる)多数の未感染者が残っている間は,「幻想」であることを明確に認識する必要がある.「新規感染者数の削減」,「医療崩壊の阻止」を主たる目的としてロックダウンをしている限りは,結局は,「十分な数の人々が感染&治癒を経て免疫を獲得」するまでは,以下のようなサイクルを延々と繰り返することになる.「ロックダウン」→「新規感染者数減少・医療崩壊回避」→「ロックダウン解除」→「多くの未感染者が残っているため,再び,感染爆発・医療崩壊危機」→「再び,ロックダウン」このように,集団免疫獲得まではロックダウン断続状態から脱却できそうもない以上,「集団免疫の早急獲得」を明確な目的として掲げた方が,社会に対するダメージを小さくできる可能性が高いと考えられる.

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ウイルスをほぼ完全に遮蔽できるマスクの開発,および,ロックダウンを不要化する社会基盤の提案                

藤井雄作,田北啓洋,橋本誠司

社会安全とプライバシー, Vol.4, No.1, pp.6-10, 2020.

要旨:ウイルスの侵入,漏洩をほぼ完全に遮蔽でき,既存の技術で製作可能なマスク「自由外出マスク」を提案する.これが開発され,全国民に配布されれば,ロックダウンは不要となる.「自由外出マスク装着者」は,抗体保有者と同様に,マスク装着者がウイルスに感染することもなければ,他者にウイルスを感染させることもない.感染拡大時には,「自由外出マスク」を全国民一斉装着すれば,簡単・確実に感染収束となる.今回,ヘルメット部とウエストポーチ部で構成される「自由外出マスク」を開発した.また,「自由外出マスク」を活用した「ロックダウンを不要化できる社会基盤」の提案を行う.

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