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社会安全とプライバシー

Japanese Journal of Social Safety and Privacy (JpnJSSP, Jpn. J. Soc. Saf. Priv.) 

A Japanese Open-access Peer-reviewed Journal

ISSN 2432-8391

  


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Vol.6, No.1

目次

 

論文

 

国際研究協力プロジェクト 低コスト個人用呼吸空気浄化デバイス開発と,フィリピン・セブ市内の病院での運用試験(第一報)                

藤井雄作,Ronald M. Galindo, Edwin Carcasona, 田北啓洋, Ethelda Magalang, 橋本誠司, 山口誉夫, Edgar U. Tibay, Dongwei Shu, 小林春夫, 天谷賢児, 太田直哉, 吉浦紀晃, 桑名杏奈,矢野絢子

社会安全とプライバシー, Vol.6, No.1, pp.1-9, 2022.

要旨:著者らが中心になって開発してきている個人用呼吸空気浄化デバイス(ヘルメット型,ブース型)をベースとして,フィリピン,シンガポールを始めとする,東南アジア諸国に適したバリエーションの開発,試作を行う.世界最長とも言われるロックダウンに苦しむフィリピン・セブ市内で,現地の強い要望に即して,現地の大学での試作機開発,病院での運用試験を行い,問題点の発掘,改良を行っていく国際研究協力プロジェクトの背景,目的,現状,および,将来展望の概要を報告する.本国際研究協力プロジェクトにおいては,医療用と同程度の高性能な電動呼吸空気浄化デバイスを用いることで,使用者は日常生活において取り込むウイルス量の激減が可能であることに着目する.ロックダウンの時において,こうしたデバイスを保有・使用できる市民・企業・団体に対しては,ロックダウンが必要とされる状況下において,外出・活動を停止するか,もしくは,デバイスを活用して外出・活動を行うか,の選択肢を与える社会システムの構築可能性を提案することを目的としている.

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