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社会安全とプライバシー

Japanese Journal of Social Safety and Privacy (JpnJSSP, Jpn. J. Soc. Saf. Priv.) 

A Japanese Open-access Peer-reviewed Journal

ISSN 2432-8391

  


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Vol.9, No.1

目次

 

論文

 

研究プロジェクト 電動ファン付き呼吸用保護具をロックダウン代替手段として活用した社会技術システム(第一報)

藤井雄作

社会安全とプライバシー, Vol.9, No.1, pp.1-17, 2025.

要旨:本研究は,COVID-19 以降に提起された「ロックダウンの社会的損失を最小化しつつ空気感染症を抑制する代替手段」を,再現可能な工学的システムとして提示することを目的とする.著者らはこれまで,市民利用を前提とした電動ファン付き呼吸用保護具(PAPR)の概念提示,流体力学モデルに基づく呼吸流量・漏れ推定法,マイクロコントローラとスマートフォンを連携した装着状態の可視化技術,さらに国際共同研究による低コストPAPR試作と現場運用評価に取り組んできた.本論文は,これらの知見を基盤として,採択された科研費(基盤研究B)における研究計画を開示するものである.具体的には,(1)一般市民向けPAPR本体と評価装置群の体系的開発,(2)装着率ネットワーク管理システムの設計,(3)地域社会での小規模社会実験による実効性・受容性評価を柱とする.現段階では未完成の計画段階であるが,社会的自由と感染制御の両立を目指す工学的アプローチの射程と課題を明確化する点に,本研究の意義がある.

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