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社会安全とプライバシー Japanese Journal of Social Safety and Privacy (JpnJSSP, Jpn. J. Soc. Saf. Priv.) A Japanese Open-access Peer-reviewed Journal ISSN 2432-8391
Vol.10, No.1 目次
解説
研究プロジェクト AGI時代における民主主義防衛のための 倫理原則再構築と社会技術インフラ整備(第一報 藤井雄作 社会安全とプライバシー, Vol.10, No.1, pp.1-6, 2026. 要旨:本稿は,令和8(2026)年度科学研究費助成事業・挑戦的研究(萌芽)として採択された研究課題「AGI時代における民主主義防衛のための倫理原則再構築と社会技術インフラ整備」(課題番号26K21972)の研究計画を開示するものである.本研究は,人工汎用知能(Artificial General Intelligence:AGI)の進展によって,人間の労働,尊厳,プライバシーおよび民主主義の基盤が大きく変容し得るとの問題意識に立つ.第一の課題は,AGI時代にも民主主義が成立するための前提条件として,「労働貢献なき人間の尊厳」をいかに確立し得るかを探究することである.第二の課題は,民主主義を維持するための必要条件の一つとして,プライバシーを保護しつつAI出力を統治する社会技術制度を探究することであり,VRAIO(Verifiable Record of AI Output)とGLO(Guide to the Expression of Legitimacy of Output)をその中核に置く.これら二つの課題を達成しても,AGI時代の民主主義防衛にとって十分であるとは限らない.本研究は,それでもなお避けて通れない前提条件と必要条件を明らかにし,実装可能な基礎的枠組みへ進めることを目指す.研究期間は令和8〜10年度の3年間,研究代表者単独で実施し,直接経費は申請額どおり総額500万円が措置された.
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